万が一、身内に不幸があったら―。危篤から始まり、法要まで続く一般的な弔事の流れを分かりやすくまとめました。
【還骨】
遺骨を迎える「中陰壇(後飾り)」
遺骨と白木の位牌は基本的に仏壇には入れません。 納骨までの間、遺骨と位牌を安置し、遺族・弔問客がお参りするための祭壇が「中陰壇(後飾り)」です。 この中陰壇は、葬儀を自宅以外で行う場合、アークベルによって用意されていることが多いようです。 遺骨と位牌を中陰壇に安置したら、僧侶がお経をあげ、僧侶の合図とともに喪主から順番に焼香をします。 これを「還骨勤行(かんこつごんぎょう)」と言い、この儀式をもって長かった葬儀が終わりを迎えるのです。
お斎は招待者の労をねぎらう席
本来、還骨勤行が終わったら、お斎の宴席を設けます。 これは、四十九日の忌明けまで精進料理で過ごしてきた喪家が、通常の料理に戻す際の食事を指したものでした。 現在では骨あげ、還骨勤行の前に行われる場合が多く、 お世話になった僧侶・親族・友人・会葬者の労をねぎらう席へと、その意味は変わりつつあります。 宴席は喪主による感謝のあいさつで始まります。 喪主は1人ずつお酒を注いで回り、1時間~1時間半程度が経ったら、もう一度あいさつをし、お開きにします。
地域によってお開きのあいさつがない場合もあります。
【喪主のあいさつ】
●お斎前のあいさつ例
「皆様、本日は故・○○○○の葬儀にひとかたならぬお力添えをいただき、ありがとうございました。
おかげさまで、すべて滞りなく終えることができました。あらためまして、遺族一同を代表して御礼申し上げます。
お口よごしではございますが、ささやかな膳をご用意いたしましたので、お召し上がりください。
本日は、誠にありがとうございました」
●お斎お開きのあいさつ例
「本日は誠にありがとうございました。ごゆっくりしていただきたいところですが、
長くお引き留めしてもご迷惑かと存じますので、このへんでお開きとさせていただきたいと思います。
これからも皆様にはお世話になることと存じますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます」

