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アークベルセレモニー

ご葬儀

酒田市在住 S 様

惜しみなく注がれた愛情に感謝して。
大勢の孫・ひ孫とともに見送りました。

休みなく働き、家族を支え、笑顔の真ん中にいたお母様。

「とにかく働き者の母でした。朝は日が昇る前に起きて、夜は一番遅く寝る。それが当たり前だと言わんばかりに、苦労を微塵も見せませんでした」と話すのは、ご長男のS様。二人のお子様を育てながら、家畜の搾乳と世話、田んぼや畑での農作業をこなす日々。家畜商をしていたお父様が買い付けで北海道へ行っている間は、家畜や田畑を一人で守ってきました。
お父様が亡くなった後は、仕事で家を離れがちになるS様ご夫妻の代わりに、家の中を切り盛り。「私の子どもたちは、ばあちゃんに育ててもらったようなものです」と笑います。さらにS様のお子様も結婚し、ひ孫が生まれると率先して面倒を見てくれました。自宅の150坪の畑で育てた野菜はS様一家でも食べきれず、近くに住むS様の妹や孫世帯に分けていたそう。いつも孫やひ孫が訪ねてきて賑やかだったと言います。
年末には親戚が集まって餅つき大会。あんこも畑で穫れた小豆を炊いた、お母様の手作りです。ひ孫たちが、ついたばかりのお餅を美味しそうに頬張るのを、目を細めて見ていたそうです。

ひ孫の読み上げる弔辞に涙。その後は和やかに膳を囲んで。

「葬儀では、三人のひ孫が弔辞を読んでくれました。一番末のひ孫は特に懐いていたものだから、あの時は皆、涙が止まりませんでしたね」とS様は話します。
ご葬儀後のお斎にはS様ご一家をはじめ、県内に住む近親者35名が参加。そのうち18名は、お母様が愛情を注いだ孫とひ孫でした。「みんなでばあちゃんを送ろうと思っていたので。親戚一同集まって、食事をしながら和やかに過ごせて、ばあちゃんも喜んでいると思います」
遺影に選んだお写真は、ひ孫の一人が生まれた時に初めて抱っこした時のもの。「やさしい顔をしていて、これが一番ばあちゃんらしいんじゃないかって」。家族のために働き、惜しみなく愛情を注ぎ続けたお母様。子、孫、ひ孫たちが受けた大きな愛が映し出された、あたたかなご葬儀となりました。

酒田セレモニー フューネラルアドバイザー
早藤 彩可

ご家族・ご親族が大変まとまった印象で、「おばあちゃんを皆できちんと送り出そう」という気持ちがとても伝わってきました。コロナ禍の中でのご葬儀だったため、お斎のテーブルは世帯ごとに分け、飛沫防止パネルで仕切るなどしっかりと対策。皆さまの故人への愛情にあふれたご葬儀だったと思います。